“ありがとう”が
生まれる職場を、
北海道に。

北海道の街で、暮らしを支える――。私たちMMSの仕事は、
建物だけでなく、人と人との信頼をつくることから始まります。
“ありがとう”という言葉が自然と交わされる職場を目指して、
地域に根ざし、人を大切にする経営を続けてきた
堂守社長が今考えていることをインタビュー形式でご紹介します。

代表取締役社長/堂守 貴志
エムエムエスマンションマネージメントサービス株式会社 代表取締役社長 堂守 貴志(どうもり たかし)

北海道に根ざし、地域とともに育った会社

創業からまもなく40年を迎えられるそうですね。

はい、1986年に創業し、現在に至るまで地元・北海道を中心に事業を展開してきました。創業者は私の父です。もともとは大手不動産会社の北海道支店長を務めていたのですが、中央資本の方針に縛られることなく、「北海道の暮らしや気候に寄り添った、地域にふさわしい管理の在り方を追求したい」という強い思いから、独立を決意しました。こうして生まれたのがMMSです。
当時は分譲マンションの管理そのものが黎明期にありました。父はそのパイオニアとして、地場不動産会社との信頼関係を丁寧に築きながら、北海道各地で管理実績を広げていきました。その積み重ねが評価され、MMSは現在、分譲マンション管理戸数において道内ナンバーワンを誇るまでに成長しました。分譲マンション管理を専門とする企業として、北海道で唯一無二の存在だと自負しています。

「自分の部下は、自分で育てろ」

社長ご自身は、どのようなご経歴でMMSに?

私は大学卒業後、まず北海道拓殖銀行に就職しました。経営の不安がささやかれていた時期ではありましたが、道内最大の銀行ですし、破綻するとまでは思っていませんでした。
ところが、就職から3年目には営業として、お得意様担当として資金のお預かりを支援する仕事を任されるようになり、「これだけではお客様の信頼を得られないのでは…?」という不安も芽生えていました。そんな時に両親から「今の仕事に未来はあるか」と声をかけられ、自分なりに悩んだ末、破綻直前に退職を決意。その後、MMSへ入社することになりました。
入社直後に父から言われたのが「自分の部下は、自分で育てろ」という言葉です。私はまず採用の業務からスタートしたため、新卒採用に対する想いは人一倍強いものがあります。いま、多くの社員が新卒から育ち、現場で活躍しているのを見るたび、その言葉の重みを改めて感じています。

一人ひとりが“商品”であり、“サービスの担い手”である

社員の方々からは、「自分の強みが活かせる」「新しいことに挑戦できる」といった声が多く聞かれます。

そう言ってもらえるのは本当にありがたいですね。この仕事は“人”がすべてです。建物という“モノ”を扱っていますが、本質は“サービス業”。人と人との信頼関係があってこそ成り立つ仕事だと思っています。
私はよく、社員のことを“商品”にたとえますが、これは誰かに必要とされ、信頼される存在でいてほしいという願いを込めた言葉です。強みや個性が発揮されてこそ、「この人に任せたい」と思っていただける“魅力ある存在”になれる。その積み重ねが、会社全体の信頼にもつながっていくと感じています。

「安心・安全・快適」は、信頼の積み重ねから生まれる

MMSでは、管理業務の基本を「安心・安全・快適」とされていますが、社長ご自身はこの言葉をどのように捉えていらっしゃいますか?

マンションにはさまざまな世代、考え方の方々が暮らしています。その中で合意形成を行っていくのは、決して簡単なことではありません。だからこそ、プロとしての知識や経験を活かし、それぞれの方にとってわかりやすく、納得感のある形でご提案することが大切です。
「安心・安全・快適」とは、そうした日々の積み重ねから生まれるもの。社員一人ひとりが信頼関係の担い手として、お客様に誠実に向き合い続けることが、その基盤になると考えています。

「共に暮らしを支える」存在として

近年、管理会社とお客様との関係性にも変化が生まれているように感じます。

そうですね。ひと昔前までは、「お金を払っている側が強い」という意識が社会全体にあったように思います。管理会社も、入居者の方々から“使用人”的な立場で見られていた時代がありました。
けれども今は、人手不足が深刻化し、誰もが担い手としての価値を持つ時代です。住まいや地域の暮らしを支えるには、管理会社とお客様が互いに信頼し合い、協力し合う「パートナー」としての関係であるべきだと感じています。
その関係性を築くうえでは、社員一人ひとりが「信頼できる協力者」であることがとても大切です。知識やスキルだけでなく、人としての誠実さや思いやり――そういった人間性こそが、これからの時代の信頼をつくっていくと私は思っています。

公共性を背負う管理会社としての責任

MMSはマンション管理だけでなく、公共施設の管理にも関わっていらっしゃいますよね。

はい。札幌市の「時計台」や道の「旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮」といった、北海道のシンボル的な施設の管理を担わせていただいています。現在は、観光資源としての両者をつなぐ役割も果たしており、道と市の文化的拠点を橋渡しするような立ち位置になりつつあります。
これまでは「道内最大の分譲マンション管理会社」としての実績がMMSの顔でしたが、最近では「時計台を管理している会社」とご紹介するほうが伝わりやすく、印象にも残ると感じています。そういった意味で、ブランディングという観点からも公共施設の管理は大きな意義があると捉えています。
実は今、ラジオでも広告を展開していて、毎日、時計台の鐘の音とともにMMSの名前が放送されるんです。これも採用につながる活動の一環で、MMSという会社を知ってもらうためのきっかけづくりですね。そういった取り組みを通して、私たち自身の存在や価値を、もっと自然な形で社会の中に溶け込ませていければと思っています。

地域に根ざした人材こそ、未来をつくる

不動産管理の未来をどう見据えていらっしゃいますか?

今後、地方都市の人口減少や人手不足はますます加速するでしょう。私たちは近年、道内地方都市に事業所を立ち上げましたが、それは「地元で管理できる人がいないから来てほしい」という切実な声があったからです。
地域を支えるのは、その土地を理解し、愛する人たちです。大都市から人を異動させてまかなう時代ではありません。北海道に根差した存在である私たちが、地元を思う人材を束ねて、街の暮らしを守っていく。その積み重ねが、唯一無二の存在として生き残る戦略だと考えています。

若い人たちへ ― まずは一歩、踏み出してみてほしい

最後に、就職活動中の方へメッセージをお願いします。

「自分のやりたいことがわからない」と悩んでいる方は多いと思います。でも、それは当たり前なんです。だからこそ、インターンシップの機会を活かしてほしい。少しでも興味を持った会社があれば、ぜひ飛び込んでみてください。やってみて初めてわかることが、たくさんあると思います。
MMSのインターンシップから入社に至った社員も多くいます。何度も顔を合わせ、互いを知っていくことで、自然と信頼関係が育まれていく。それは能力よりも、「この会社で働きたい」という想いのほうが大切なのだということを教えてくれます。
ぜひ、自分の感性を信じて、社会に一歩を踏み出してみてください。

代表取締役社長/堂守 貴志
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